入院費などの会計も、ほとんどお金を触らず正確に完了。 OWEN導入後の、スタッフさんの業務負担の“変化”
- 会計をしながら受付対応ができるようになり、効率的に業務ができている
- 入院費などのまとまったお金も、スタッフが現金に触れることなく正確に会計できる
- バーコードと患者IDの連携(オプション)で、トラブルの原因解明がしやすい
梶浦病院様でセミセルフレジ(自動釣銭機)を導入しようと思ったきっかけを教えてください。
実はすでに、スタッフからは「違算金が起こらない仕組み」への要望があがっていました。
OWENを導入するまで、当院の会計は手作業でおこなっていました。入院の患者様もいらっしゃるため、大きなお金もスタッフで数えて集計していたのです。そのため業務のなかで電卓の打ち間違いやお釣りの渡し間違いが起こることもありました。締め作業でお金が合わなくなると、スタッフ2名によるダブルチェックにも時間がかかってしまう。
そういった問題の解決は、当院としても優先度が高かったです。
OWENを知ったきっかけを教えてください。
あるとき院長が、他の医療機関にOWENが導入されているのを見てきたようで、そこで話を聞いてきたことがありました。院内でも導入には前向きだったので、早速院長が見積もりをとってきて、OWENの方にデモをしてもらいました。
他のセミセルフレジ(自動釣銭機)や自動精算機の比較・検討はしましたか?
見たものもありますが、近くの信頼できるところでOWENを使っていたことへの安心感が何より大きく、OWENの導入はスムーズに決まったと思います。
デモには事務スタッフも参加してもらったのですが、画面も大きく「簡単に操作できそう」というポジティブな反応が多かったですね。あとで聞いたら「早く導入してほしい」と感じていたスタッフもいたらしく、多くの人がOWENの導入を心待ちにしていたようでした。
OWENを導入してみていかがですか?
日々OWENを触っている事務スタッフに聞いたところ、これまであった間違いがなくなり、会計時間も短縮できていると話していました。たしかに、これまでのように違算金が出てはお金を探し、最終的には調整金で合わせるようなこともなくなりました。
また先ほど話したように、これまで締め作業はダブルチェックをしていたために、最低でも2名が必要でした。その作業をOWENに任せられるようになってからは、1名だけで進められるようになり「圧倒的に楽になった」との声もあがっています。
さらに、OWENを使うことで会計をしながら受付対応もできる。今までは電卓をはじきながらの会計だったので、その時に他の人と話すことはもちろんあり得ませんでした。今ではそれを同時にできるので、限られたスタッフ数でも正確に、そして効率的に業務ができています。
入院の患者様の会計もスムーズになりましたか?
そうですね。やはり入院されていた方は、退院時にまとめて何十万円も払われるので、OWENを導入するまでは緊張感も大きかったです。しかし、今ではスタッフが現金に触れる機会も少なく正確に会計ができ、精神面でも圧倒的に楽になりました。
OWENでは両替の対応も簡単にできますし、あらゆる作業が楽になりましたね。
梶浦病院様では、レセコンから印刷された領収書のバーコードに患者IDを付与し、情報を紐づけるオプションも使われていますよね。
はい。OWENはそもそもレセコンとデータを共有し合っているわけではなく、レセコンから印刷された領収書のバーコードをハンドスキャナーで読み取って、会計するシンプルな作りのもの。ただ、トラブルがあった時に情報を割り出しやすいよう、当院ではオプションをつけました。
実は以前、締め作業でお金が合わないことがありました。会計履歴を見直してみると、同じ患者IDが2つ並んでいたんです。つまり、患者様のバーコードを2回連続で読み込んでしまい、そのままお会計をしていたのです。
バーコードに患者IDを付与していなかったら、履歴を見ても「同じ金額の会計が2回続いたんだな」と思うだけかもしれませんが、情報が紐づいていることで原因がスピーディに解明できました。
この設定は、OWENを提供するシスポの営業さんがシステム担当の方と、レセコンの会社さんに連携をとって、仕様を確認しながら対応してくれました。
患者様の反応はいかがですか?
スーパー、コンビニでもセミセルフレジ(自動釣銭機)や自動精算機を触る機会があるからか、スムーズに操作してくださる方も多いです。
なかにはこれまでの癖で、カウンターに現金をポンと置かれる方もいるので「こちらに入れてくださいね」と挿入口をご案内したり、声かけも適宜おこなっています。
最後に、これからセミセルフレジ(自動釣銭機)や自動精算機を検討する方にメッセージをお願いします。
当院はセミセルフレジOWENを使うようになり、スタッフの負担が大きく減りました。
高齢の患者様のなかには、操作に戸惑う方もいらっしゃいましたが、お声がけをしながら案内することでしだいに慣れてきている印象です。トータルで、あらゆる業務が非常に楽になったと思います。
検討中の方は、この話が参考になれば幸いです。