導入事例

「手作業の集計から解放された」キャッシュレス決済で分娩費用の支払い負担も軽減

共立さわらぎ産婦人科 様(大阪府箕面市)
院長:田吹 邦雄 先生
導入時期:2024年5月

  • 集計作業やつり銭の準備が全て手作業のため、時間や手間がかかっていた
  • 分娩費用などの支払いでは、前日に概算を伝えて現金を用意してもらっていた
  • 大きな画面など患者様に親切な設計が印象的。集計作業も楽になった

先生がセミセルフレジ(自動釣銭機)を導入しようと思ったきっかけを教えてください。

私と、理事長の前田先生は、ちょうど2年ほど前に当院を継承しました。それまではレジスターを使っていましたが、今やスーパーやコンビニでもセミセルフレジ(自動釣銭機)やセルフレジ(自動精算機)が設置されています。時代の流れと、コロナ禍が終わりかけとはいえ非接触の仕組みは大事だと考えていました。

そして、業務改善もしたいと思っていました。
当時は日計表を手書きし、毎週それを「外来集計」としてまとめて私が管理していました。さらに、現金を数えて集計表と照合し、必要なつり銭の数も手書きで記録する。入金作業までのこの手間や時間、そして精神的なプレッシャーを少しでも軽減したいと考えていたのです。

産婦人科となると、まとまった金額の支払いが発生することも珍しくないと思います。

そうなんです。分娩費用は10万円、20万円とご用意いただくこともあるため、クレジットカードなどの決済方法の需要も感じていました。

それまでは事前に概算を患者様にご連絡して、現金をご用意いただいていました。当院のクレジットカード決済の整備はもう少しで完了するので、それ以降は今以上に運用の幅も広がると思っています。

OWENのデモは、1年ほどの期間を空けて2回受けられていると思います。当時の状況や意図があれば教えてください。

もともと医師向けの情報サイトでセミセルフレジ(自動釣銭機)やセルフレジ(自動精算機)を色々と見ていたのですが、ちょうど継承の前後で医事会計システムを入れ替えることになり、レセプト・ORCAのサポートをしている三栄シスポさんとやりとりする機会が増えていったんです。

話していると、シスポさんでセミセルフレジOWENを取り扱っていることが分かりました。それが2023年の夏ぐらいでしょうか。
すぐに1度目のデモを受けたのですが、当時はクリニックの継承と医事会計システムの刷新が重なる時期であったことと、スタッフの反応も考慮し、段階的な導入アプローチを選択しました。

そして1年後である2023年の冬、スタッフの意向もより前向きになりつつあったタイミングで、正式な導入に向けて改めてデモを受けました。

2回目のデモでは、スタッフさんの反応などにどのような変化がありましたか?

1回目は「こういうシステムがあるんだ」と認知はしましたが、導入を現実的には捉えていなかったように思います。2回目は、自分たちの普段の業務がどのように変わるのか、今の締め作業とのフローの違いは何か、などを具体的に聞いていました。

そのようなスタッフの意識も後押しし、2024年の春にOWENを無事に導入できました。
OWEN以外のセミセルフレジ(自動釣銭機)やセルフレジ(自動精算機)も見てはいたのですが、相見積もりをとることもなく、ほぼ一択のような感覚だったと思います。

OWENを導入してみていかがですか?

まず患者様は、普段の生活でも自分でレジを操作する機会が増えているので、大きなトラブルなく使えています。

スタッフは2回デモを受けているためか、操作なども問題ありませんでした。導入初日からスムーズに運用できたのも、良い意味で驚きましたね。

カウンターの内側にいながら、対面している患者様が見ている画面を確認できる「両面タッチパネル」の仕様も好印象です。大きく見やすい画面は、患者様・スタッフ両者にとっても親切な設計だと思います。

先生の業務負担はどのように変化しましたか?

とにかく楽になりました。指定した額の現金、つり銭などが正確に出てくる素晴らしさを実感しています。

集計のチェックも、手作業で数える手間がなくなり本当にありがたいです。

最後に、セミセルフレジ(自動釣銭機)やセルフレジ(自動精算機)を検討されている方にメッセージをお願いいたします。

まず新規開業の方は、導入するセミセルフレジ(自動釣銭機)やセルフレジ(自動精算機)のサイズ・形状を想定して内装を設計することをおすすめします。

私たちは継承で、今ある設備の中でOWENを設置することになったので、そこが不安でもありました。幸い、もともと置いていた棚にぴったりおさまることが分かり、そのまま運用できていますが、場合によっては工事も必要だと想定していました。
いずれにしても、早めに動くことでトラブルは予防できると思います。

また継承の場合は様々な環境の変化に適応し、スタッフさんたちと関係を構築していく期間も必要です。新たなシステムの提案などは、そういったコミュニケーションを経ながら進めていくとスムーズではないでしょうか。

<お客様情報>

共立さわらぎ産婦人科 様

〒562-0025
大阪府箕面市粟生外院6丁目3番5号

URL:https://sawaragi-hosp.jp/

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産科、婦人科